DLCコーティングとは?
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングは、ダイヤモンドに似た性質を持つ炭素膜で、ダイヤモンドとグラファイトの両方を持つアモルファス(非結晶)構造のコーティングです。
特長として硬度がHv4,000と高く、摩擦係数は0.1µと低く、膜の表面粗さRa0.02µmと非常に滑らかであり、耐溶着性も優れ、アルミ合金等の加工で良好な仕上面を維持することができます。
しかし、炭素被膜であるが故に鉄系材料を切削加工するとそれに含まれる炭素と親和性が極めて高く鉄系材料の加工には不向きです。
従いまして、非鉄系金属材料、特にアルミ合金等の加工に適しています。